■給料を上げるためのテクニック
目標設定は控えめにすることが重要です。
期ごとの目標もできるだけ低めに設定する方が良いと言われています。
なぜなら、期末の目標達成率は評価の重要な要素となる一方で、問題は評価者がその達成率だけを基準にして判断してしまうことです。ですから、わざと低い目標を立てて、それを120%まで達成するという方法や、途中まで完了している仕事の成果を来期に持ち越して、達成率を高めるという方法を試してみてください。
また、少ない競争相手がいる将来性のある新規事業への異動を積極的にアピールすることもおすすめです。
さらに、自分にしかできないような専門的な仕事を持つことで、社内での信頼や存在価値が高まり、評価につながりやすくなるでしょう。
■給料を上げるためのテクニック
自分の上司だけでなく、隣の課の課長にも顔を売る必要があります。
そのためには、社内での持続的な努力が不可欠です。
一般的な役職階級の会社では、ヒラ社員の評価は課長と部長によって行われます。最終的な昇給の可否は、部署内のすべての課長と部長、そして人事部による査定会議で決定されるため、自分の上司だけでなく、隣の課の課長にも好印象を与えておくと有益です。
このようにすることで、会議で「なぜこの人が昇進する価値があるのか?」という反対意見が出づらくなります。
■給料を上げるためのテクニック
昇給のためには、人事制度に詳しいことが重要です。実際、給料が上がった会社員の調査結果でも、「自社の給与テーブルや昇給制度をほぼ理解している」という意見が最も多かったです。
しかしながら、所属先の人事制度を見て実際に「理解しづらい」と感じる人も多いでしょう。実は、人事制度は敢えて難解になっていることがあります。それは、社員がやる気を失わず、不満を言わないようにするためです。
給料を上げるためには、A評価を連続で取り続ける必要があるということは、人事の裏側を知っているからこそ理解できます。多くの企業では査定の時期になると、評価を「Aが全体の10%、Bが80%、Cが10%」のように分けます。
当然ながら、A評価を取り続ける人には昇給額が多くなるため、給料を効果的に上げるためには、同僚を押しのけてでもA評価を取り続けなければいけません。